暑い…
書きかけの原稿の上にペンを置くと、汗で手に原稿がくっついてきた。
こんなはずではなかったのだ。締め切りの迫った寄稿文、書評、論文。
安受けあいのせいで子供達と過ごす盆休みも取り上げられ、書斎にこもる日々だ。
しかもクーラーの調子が悪いと来た。
元よりこの盆休みは、一太郎はなにやら旧友に会うといって3日家を空け、二太郎は思いもよらず所属の水球部が全国大会へ。開催地の佐賀へ行っている。三太郎はいつもの仲間と奈良までキャンプにいっている。妻は友人の温泉宿へ羽根を伸ばしに。この暑いのにご苦労なことだ。
椅子の背にもたれかかる。
電気屋は休み。
一人だけの夏の日か…
何年ぶりかなぁ…
胸に汗が浮かび、垂れていく。
腹まで垂れると、腰より少し下で締められた六尺褌にすっと染み込んでいった。
こんな状況で服など着れる訳がない。
今は大人しくなんとか前袋の中に納まっている…いや、無理矢理詰め込んでいるというべきか。巨根をうらやましがる奴は多いが、実用に向かないようなデカ過ぎるものは誰もいらないだろう。
盛り上がった前袋を指でなぞりながら、ほうっ…とため息をつく。
こうなってきたのはいつぐらいからだろう…小学校あがった時にはもうすでに普通でもピッチピチの半ズボンのモッコリが凄かったよな…まだ小さい頃から、おじいに言われて下着をパンツから褌に換えて、思いっきり締め付けて締めてたし…まぁ友人にはからかわれたけど、六尺のピシッとした締め心地に比べたら、なんでもなかったな。
親父も弟も普通だったのに、家族で俺だけモノがでかかった。いや、俺だけじゃない、おじいもそうだった。おじいが言うには、壇呉家の中でも極まれにこんなチンポを持って生まれる男子が居るらしい。壇呉の家を継ぐ長男が多いが、三男でもはたまた血の薄いかなり遠い親戚にも生まれる事があるらしい。うちは一も二も三もバカデカイもん持ってるからよっぽど運が良かったんだろう。

6歳の時、おじいから初めてもらった六尺が、今締めてるこの藍染の六尺だ。
色々な六尺を締めてきたが、これが一番しっくり来る。もうボロボロだが、なかなか捨てる気にはなれない。きちんと洗ってるはずだが、なんというか、俺の生きてきた60年のガマン汁から精液までずっと染み込ませてきたモンだ、時代という臭いを感じる。

盛り上がりをなぞっていた指が手のひらになり、前袋全体を揉みだす。長く太い竿、特大の金玉が二つ、手の平から感じられた。

ヤバイ
これはヤバイ。
毎日風呂場でオナニーするのは日課だが、恥ずかしいことにこの歳で一回では済まない。
そんな俺がここ最近の忙しさにかまけて3日間抜いてない。
もし不用意に射精したら書斎がどんなことになるやら…

◆◆◆

俺には少し狭いベッドと、布団に少し残っている立派な男の臭いが俺をさらに刺激した。
三太郎も立派に大きくなったもんだ。
しかしオナニーで息子の部屋を使う親ってどうなのだろうか…
今は考えている暇は無い。
もうすでに俺のチンポは発射状態に移っている。
20を過ぎても成長し続ける俺のチンポは、もう長らく長さは計っていないが、60cmぐらいにはなっているだろうか。

胸の辺りで大きく傘の開いた亀頭が、赤黒く、硬くなっていた。
夢中で鈴口に舌を這わせた。
一太郎が小学生の時、こういうオナニーをしているところを見られたが、それ以降あいつもセルフフェラばっかするようになったな。話によると、エッチをしようにも「でか過ぎて相手ができない」と断わられ通しらしい。どうにかしてやりたいが、こればっかりはなぁ。
ビクン、ビクンと脈打つチンポから、飛び出すようにガマン汁が出てくる。
舌で舐め取るのも間に合わないぐらいだ。
ガマン汁をチンポ全体に塗りつけて、身体全体でこする。
ニチュっ、ブチュっといやらしい音が響いた。
二太郎は話を聞く限りでは一番男に困ってなさそうだ。あの二太郎のモノを受けれるウケが居るらしい。うらやましい限りだ…
三太郎もしかり。あいつは野球部の王子様だからな、しかし毎日毎日複数ととは家に帰ってきてもムラムラしてきたと言っては俺の布団に入ってきて勝手にチンポいじっていくし……若さがうらやましい。
テラテラと光る赤黒い亀頭が一際輝きを増し、俺に発射が近いことを告げる。
さすがに人の部屋に精液をばら撒くわけにはイカンと、発射に向け片手でティッシュを構えた。
硬くなった亀頭を舐めながら、軽く歯を立てる。腰が上がる。快感が全身を突き抜けたかと思うと、一気に溜まりに溜まった白濁液が放出された!




マズイ。
これはマズイ。

予想以上の快感にティッシュで受けるどころかチンポが暴走。ドロドロの精液をそこらじゅうに撒き散らしながら、やっとこさ放出が止まった。
酷く濃い精液は予想以上の臭いを発している。
シーツ洗わなにゃならんなぁ
部屋中に飛び散った精液も拭きとらんとイカンか…
胸元でまだ赤黒く透明な汁を吐き続ける亀頭に向かって
「まぁ、二回目の後でもいいか」
と、ぺろりとまた亀頭を舐めた。

=========================================================================
さてさて、ちょっとショートなストーリーなぞつけてみました。
謎解き?一番乗りの清一さんからのリクエスト、エロい零太郎さん。
お父ちゃんの絵は少なかったので、丁度良いというか、おにぎりも楽しく描けました。
いいね、オヤジは。男子三兄弟シリーズ描いてると、若いのから親父まで描けて幸せです。
2007年の夏は暑かったねー
まだ暑いけど。
そんなわけでお父さんちょっと夏痩せぎみかな?普段はもうちょっと横っ腹出てるんですけど…
おにぎりは腰がキュッとしてて足がボーンなのがフィギュア的に好きなので、というか一も二も三もそういう体型なので、お父ちゃんには歳相応の緩みを多少つけていこうと心に決めていたのですが…。
お父ちゃん、小学校の頃から六尺だったのですね。まぁ三太郎もそうなので、壇呉家では普通なのかも。ちなみにお父さんは一にも二にも6歳になったとき六尺を薦めてますけど、彼らはまたちょっとフェチが違ったみたいです。

にしても文章ニガテだ…ううう…

絵の見所はなんといってもご立派なチンポですねー(笑
デカチンには賛否両論あるでしょうが、一太郎とか三太郎があのデカさなら、お父ちゃんがよりデカイのは自然の摂理です(笑 にしても、無粋な白線が許せないですねぇ。